人生のレールを外れる衝動のみつけかた 書籍構成を把握する iv.問い・課題を把握する
第1章 衝動は何ではないか
ダニエル・ピンクの『モチベーション 3・0』
だとすれば、私たちがまず着手すべき問いは、【衝動は何から区別されるのか】、つまり【衝動は何ではないか】というものです。
第2章 衝動とは結局何ものなのか
衝動に積極的な定義を与える
前章では、衝動のいくつかの特徴を明らかにしました。衝動は「モチベーションの語彙」で把握しきれないものであり、それは非合理な情熱と呼べるほどに、自分自身でも驚く方向に、私たちを突き動かす内なる原動力です。
衝動に積極的な定義を与える
本章で取り組む問いは、【衝動とは結局何ものなのか】です。
第3章 どうすれば衝動が見つかるのか
偏愛から衝動へ降りていく方法
本章で掲げるべきは、【どうすれば衝動が見つかるのか】という手順に関わる問いであるはずです。
第3章 どうすれば衝動が見つかるのか
感性を再起動する二つの方法
偏愛を適切に解釈することで、衝動を把握することができるのだとして、具体的にどんな手法を使えば適切な解釈を進めることができるのかというのが本章の問いでした。
第4章 どのようにして衝動を生活に実装するのか
心理学者ジョン・デューイと、「衝動」の考察
本章では、野放図に見える衝動を実生活に軟着陸させることに取り組みます。それによって、自分のものでありながら自分のものになりきらないという二面性のある衝動を、具体的な行動の計画へと結びつけていく方法を探っていきます。
衝動についてこれまでわかったこと
本章の問いは、【どのようにして衝動を暮らしに実装するのか】というものでした。それを、【どうやって衝動から目的を生み出すのか】と言い換えました。
第4章 どのようにして衝動を生活に実装するのか
衝動についてこれまでわかったこと
次章では、衝動に基づく生き方を「キャリアデザイン」と比較することで、衝動とともにある生き方の特性を「計画/デザイン」の視点から掘り下げたいと思います。
第5章 衝動にとって計画性とは何か
衝動に基づく生き方は何が違うのか
キャリアデザインの持つ、こうした逆算的な発想と対比することで、【衝動にとって計画性とは何か】ということをはっきりさせるのが本章の狙いです。
第6章 どうすれば衝動が自己に取り憑くのか
自分を「感じやすいメディア」にする方法
本章で取り組むのは、【衝動を感受しやすいメディアに自分を変える方法とはどんなものか】という問いだということになります。
終章 衝動のプラグマティズム、あるいは実験の楽しみ
マルチタスキングで「寂しさ」を埋める
ここでは少しだけ回り道をして、スマートフォンをはじめとするメディアと、それによって変わってしまった私たちのあり方について説明したいと思います。*
「寂しさ」が導くレールと「衝動」が導くルート
現代人の抱きがちな「寂しさ」は、私たちを抽象性や交換可能性へと導いています。このレールをどう外れるかということに本書は取り組んできたのです。
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かなり省略してはいますが、この節の文章は『スマホ時代の哲学』に依拠しています。気になったらそちらも読んでみてください。